Node.jsでSearch Console URL Inspection APIをローカルで実行してインデックスステータス分析の結果をCSV化する

はじめに Search Console URL Inspection API はGoogle のインデックスに登録されたページのインデックスステータス、AMP、モバイルユーザビリティ、リッチリザルトについての分析の結果を取得することができますが、今回はSearch Console URL Inspection APIを使用して複数のサイトのURLをチェックを行い、インデックスステータス分析の結果をCSVファイルに保存する処理を行うプログラムをNode.jsで作成しました。GoogleのURL Inspection Tool(URL検査ツール) https://support.google.com/webmasters/answer/9012289 でも同様の情報を取得することができます。 作成するプログラムについて Google Search Consoleからページの情報を取得 今回はindexStatusResult(インデックスステータス分析の結果)を書き出し URLリストは改行区切りのテキストファイルにて指定 出力先のCSVファイル上書き 出力するCSVの項目 url 対象URL message API呼び出しが成功した場合は’success’、失敗した場合はエラーメッセージ verdict URL がインデックスに登録されているかどうか coverageState Google がページを検出してインデックスに登録できるか robotsTxtState ページが robots.txt ルールによって Google に対してブロックされているか indexingState ページが noindex ルールによってインデックス登録をブロックするか lastCrawlTime この URL が最後にメインクローラを使用して Google によってクロールされた日時 pageFetchState Google がサーバーからページを取得できたかどうか googleCanonical Google…

Node.jsでGoogle Search Console APIをローカルで実行して特定キーワードの検索順位データをCSV化する

はじめに Google Search Console API はGoogle Search Consoleの多くの機能にプログラムでアクセスしてさまざまなデータの取得が可能です。 今回は特定のキーワードに対する検索順位とインプレッション数を日毎の数を取得して、CSVファイルに保存する処理を行うプログラムをNode.jsで作成しました。 作成するプログラムについて Google Search Consoleから特定のキーワードに対する検索順位とインプレッション数を取得 取得するのは1週間前から3日前まで すでに取得済みの日付はCSVには書き込まない CSVファイルは初回は新規作成を行い、2回目以降は追記を行う CSVファイルの最終行は空行にしない Google Search Console API の準備 Google Cloud Platform ( https://console.cloud.google.com/ ) にプロジェクトを追加します。 「APIとサービス」に移動し、「Google Search Console API」を有効にします。 認証情報の作成を行います。 作成したサービスアカウント Google Search Console の準備 Search ConsoleのユーザーにGoogle Cloud のサービスアカウントを追加します。権限は「制限付き」にします。 Node.js の準備 Node.js のインストールに関してはここでは詳しく記述しません。必要な方は以下を参照してください。 https://nodejs.org/en/learn/getting-started/how-to-install-nodejs 標準以外で追加で導入する必要のあるモジュールはdotenvとGoogle APIs Node.js Clientになります。インストールは以下のコマンドになります。 npm install dotenv…