Adobe Analyticsのレポートの基本を押さえる

Adobe Analyticsではさまざまな情報を取り出せます。Adobe Analyticsのインタフェース画面左上にある「View All Reports」を選択すれば、全レポートがテーマごとにフォルダーに分類された形で見られる画面に変わります。 メトリクスベースとディメンションベースのレポートの違いを押さえておくと便利 各レポートでは分析しやすくするためにいろいろな操作ができます。どう使うか迷うくらいですが、どんなレポートでも表の形で表示されます。そして基本は、メトリクスベースとディメンションベースの2種類に分けられます。この2つの違いと、それぞれがどのフォルダーにあるかを知っておくことが大事です。 A.メトリクスベースのレポートのありか メトリクスベースのレポートはたいてい「Site Metrics」フォルダーにあります。そして、1つの列には日付が入っていて、日ごとの訪問数などがその隣の列に表示されています。 Page Views Visits Visitors などのほかに、ユーザーの製品購入などを示す Orders Revenues Units そしてShopping Cartという指標として Checkouts Cart Additions Cart Views などのレポートが用意されています。 B.ディメンションベースのレポートのありか さて、ではディメンションベースのレポートはどこにあるんでしょう? SiteMetricsフォルダー以外にあるレポートは、ほとんどがディメンションベースです。 例えばView All Reports > Site Content > Pages reportと移動して「PageViews」を選ぶと、各ページごとのページビューが表示されます。行、列ともに、好きな指標を選んで追加することもできます。 こうしたレポートのほかに、ディメンションとメトリクスとセグメントを組み合わせることで、ほぼ無限に近い種類のレポートを作れるようになっています。 レポートの各セクションで設定変更できること レポートを見る時には、設定を確認すべき点がいくつかあります(fig.1)。 まず「Report Suite Selector and Chage Report Date」(①)。 自分がどのウェブサイトのレポートのどの期間の情報を見ているかに注意する必要があります。 たいていの場合は、あるウェブサイトについてのレポートを見ているはずですが、企業によっては複数のサイトのレポートを設定していることもあります。間違ったレポートを見ていないかどうか確認してください。 日付については、年をクリックすると年全体が選択され、月をクリックすると月全体が選択されます。左上隅のリンクをクリックして日付範囲を指定して比較することもできますが、Adobe Analyticsでは、特定のレポートだけ日付範囲の比較が可能です。 特に、メトリクスベースのレポートでは日付範囲での比較はできません。Custom Eventsでも同様です。 一方、ディメンションベースでは、ほとんど全てのレポートで、日付範囲で指定して期間の数字を比較できます。…