Smartsheetのワンタイムパスコード (OTP) ログイン方法導入について

はじめに

Smartsheetでは、2024年4月末までに新しい電子メールベースのワンタイム パスコード (OTP) ログイン方法が導入されます。

これまでのパスワードベースのログイン方法では非常に脆弱なため、Smartsheetのインスタンスを保護するための追加の措置とのことです。

概要

従来のパスワード ログイン方法とは異なり、電子メールベースの OTP は2 要素認証の一種で、一度限りの一時的なコードを生成し、ログインの試行ごとに電子メールに送信します。
OTP では電子メールにアクセスして一時的なコードを取得する必要があり、それによってフィッシング攻撃、パスワードの盗難、不正利用がより困難になります。
このようにして、不正利用の危険性を大幅に減らし、ユーザー認証のセキュリティを強化します。

注意事項

  • OTP は 10 分間のみ有効です。システム管理者はこの設定を編集できません。
  • ユーザーがコードを 3 回続けて誤って入力した場合は、10 分間待機してから新しい OTP をリクエストする必要があります。
  • 電子メールのフィルター設定で notification@system.smartsheet.com からの Smartsheet メールの受信をブロックしている場合、ユーザーは電子メールで OTP を受け取ることができません。
  • 電子メールベースの OTP によって Google、Microsoft、Apple などの既存のシングル サインオン (SSO) 方法が変わることはなく、追加のログイン オプションとして機能します。
  • 電子メール配信の遅延によりユーザーが複数の OTP を受け取った場合でも、新しいコードのリクエストにより古いコードが期限切れになることはありません。ただし、いずれの場合も有効期限は 10 分です。また、常に最新のコードを使用することをお勧めします。

関連情報


まとめ

電子メールベースの OTP がリリースされると、現在利用しているログイン方法と併せて、安全な方法で Smartsheet にログインできるようになります。

尚、従来のパスワードベースのログイン方法は2024年の後半に段階的に廃止される予定とのことですのでご注意ください。

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