あれ?このアナリティクスデータがおかしいような・・・?そんなことを思ったことはありませんか?
例えば、セッション数とイベント数を日別でデータを出してみたけど、「なんだか違和感があるな・・・」「設定の不具合かしら・・・?」と思ったことはありませんか?
Google Analyticsのレポートは全て実データから構成されたレポートだと思っていませんか?
デフォルトのレポートでは、サンプリングは行われませんが、ある条件になると「サンプリングデータ」となり、実データのレポートではなくなるのです。
その条件とは・・・
アナリティクス標準版: 選択した期間でプロパティ単位のセッション数が 50 万件以上
アナリティクス 360: 選択した期間でビュー単位のセッション数が 1 億件以上
アナリティクス標準版: クエリごとに 1,000 万件のイベント
アナリティクス 360: クエリごとに 10 億件のイベント
またUA版の場合、上記の条件で無い場合でも、サンプリングになる場合があります。
・高度なセグメントの適用
・セカンダリディメンションの追加
・カスタムレポートの作成と使用
・日付の比較
・フィルタされたビュー
・フローレポートでは100,000セッション
例えば、標準レポートにいくつものセグメントを追加して表示した場合、サンプリングされる可能性があります。
サンプリングされる理由(概念)は「レポートの表示の高速化」にあると言われています。
レポートが複雑になればなるほどサンプリングになる傾向にあります。
では、出したレポートが実データかサンプリングか見分けるためには、以下のマークをチェックして確認して下さい。
※緑のマークが出ていれば、実データレポート。ここのマークをチェックしましょう
今回はサンプリングデータについて説明しました。
データがおかしいかも?設定がおかしいかも?と感じたら、まずはこのレポートが実データなのかサンプリングデータなのかチェックをしてみて下さい。
サンプリングデータのレポートなのに、設定の不具合だと思って調査時間を使ってしまった・・・のようなことが防げると思いますので、サンプリングデータの存在を知っていることは今後役に立つかと思います。
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