Adobe Analyticsにおける「バウンス」と「直帰」の違いとは?

はじめに

Webサイトの分析を行う際、「バウンス」と「直帰」という言葉を耳にすることが多いでしょう。一般的には同じような意味で使われがちですが、Adobe Analyticsではそれぞれ異なる概念として定義されています。今回は、この2つの指標の違いについて説明します。

バウンスとは?

「バウンス(Bounce)」は、訪問者がサイトにアクセスした後、1回のヒット(1つのサーバーコール)のみで離脱した場合を指します。Adobe Analyticsでは「バウンス回数」としてカウントされ、1ページのみを閲覧して離脱したセッションを意味します。
(例)
  • ユーザーが検索結果からWebサイトにアクセスし、ページを閲覧せずにすぐに閉じた。
  • ユーザーが広告をクリックしてWebサイトにアクセスしたが、数秒で別のサイトに移動した。
このようなケースは「バウンス」に該当します。

直帰とは?

「直帰(Single Page Visit)」は、1ページしか閲覧されなかった訪問を指しますが、Adobe Analyticsにおける定義はヒット数に関係なく、1ページのみで完了した訪問となります。
つまり、1ページの中で複数のイベント(例えば、動画再生やボタンのクリック)が発生した場合でも、他のページへ移動しなければ「直帰」としてカウントされます。
(例)
  • ユーザーがブログ記事を読んでからサイトを離脱した。(スクロールでイベントが発生)
  • ページ内で動画を視聴し離脱した(動画視聴でイベントが発生)
この場合、イベントが発生しているため「バウンス」にはカウントされませんが、「直帰」としてカウントされます。

バウンス率と直帰率の違い

Adobe Analyticsでは、次のように定義されます。
  • バウンス率(Bounce Rate) = バウンス数 ÷ 訪問数(Entries)
  • 直帰率(Single Page Visit Rate) = 直帰数 ÷ 訪問数(Entries)
バウンス率は「1ヒットのみで離脱した割合」、直帰率は「1ページのみで完了した訪問の割合」となるため、バウンス率の方が一般的に低くなる傾向があります。

どの指標を重視すべきか?

バウンス率と直帰率のどちらを重視すべきかは、サイトの目的によります。
 

バウンス率を重視するケース

  • サイト訪問後にすぐ離脱しているユーザーを減らしたい。
  • 最初のページでのエンゲージメント(クリック、スクロール、動画再生など)を増やしたい。


直帰率を重視するケース

  • サイト内での回遊率を高め、複数のページを閲覧してもらいたい
  • コンテンツの質を評価し、次のアクション(ページ遷移やコンバージョン)につなげたい。

まとめ

Adobe Analyticsにおいて、「バウンス」は1ヒットのみで離脱した場合、「直帰」は1ページのみ閲覧された訪問を指します。特にイベントトラッキングを活用しているサイトでは、バウンス率が低くても直帰率が高い可能性があるため、それぞれの違いを理解しながら分析を行うことが重要です。
 
サイトの目的に応じて、適切な指標を活用し、ユーザーの行動をより深く理解しましょう!
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