Adobe Analyticsの訪問(Visit)と訪問者(Visitor)とは

Adobe Analyticsの訪問(Visit)

閲覧者がサイトにアクセスすることを訪問(Visit)といいます。セッションとも呼ばれ、一連のアクセスを1回の訪問とします。カウントされる訪問には期間が設定されており、30分間以上サイトへの再アクセスがないと訪問が終了したことになります。つまり、ユーザーが最初のアクセスから31分後にリンクをクリックすると、2回の訪問にカウントされます。反対に、30分未満の間に何度アクセスが繰り返されても、1回の訪問になります。また、30分未満でのアクセスが継続していても、12時間を過ぎると1回の訪問は終了とされ、次のアクセスは2回目の訪問とされます。

同一ブラウザの別のタブでアクセスしても、訪問は1回とされますが、別のブラウザを開いてアクセスすると、それは別の訪問としてカウントされます。また、サイト外から戻ってきたときも、それが30分未満に行われれば1回の訪問となります。

Adobe Analyticsの訪問者(Visitor)

Adobe Analyticsは訪問回数やユニークユーザー数、滞在時間などをCookieを使って判断します。もし閲覧者が最初はChrome、次はFirefoxでアクセスした場合は、それぞれ別のCookieが記録されるため、同一人物のアクセスとは見なされません。Adobe AnalyticsはCookieだけでなくIPアドレスとブラウザーのユーザーエージェントを使ってユーザーを判別することもできますが、ファイアウォール越しのアクセスの場合、1回の訪問で複数のIPアドレスが使われることもあるので、ユニークユーザー数はあまり正確ではない可能性があります。訪問者がCookieを削除すると、次回のアクセスでは訪問者は新たなユニークユーザーと見なされます。

ユニークユーザーの数が訪問数より多くなることがあります。これは、Cookieを無効にしているユーザーからのアクセスがあった場合、訪問数にはカウントされませんが、1回1回のアクセスがユニークユーザーとしてカウントされるためです。
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