Common Web SDK Pluginsエクステンションをインストールすると、AppMesurement.jsでよく使われていたプラグイン群をデータエレメントで利用できるようになります。
エクステンションのURL
WebプロパティのExtensions画面のCatalogタブをクリックし、下のテキストボックスにてCommonなどの文字列で検索します。
クリックすると右タブが表示されるのでInstallボタンをクリックしてインストールします。
このエクステンションには設定項目は特にありません。
ただし、通常のエクステンション同様、このままだと未Publish状態のため、Publishは忘れず対応してください。
Common Web SDK Pluginsをインストールするとデータエレメントの設定画面のExtensionで選択できるようになり、その後、Data Element Typeでプラグインが選択できるようになります。
本ページ作成時点では利用できるプラグインは12種類あり、そのうちAppMesurement.jsでよく使われていたプラグインをいくつかご紹介します。
●getAndPersistValue
Cookieに値を保持(保存する値が空値だとCookieは上書きされません)しつつその値を参照できるプラグインです。
利用するには、保存する値、Cookie名、保持日数(0は30分無操作)を指定します。
●getNewRepeat
Cookieを利用して、新規(New)または再訪問(Repeat)かを判別するプラグインです。
日数を指定します。
●getPagename
URLのパスなどを用いてページ名を生成するプラグインです。
サイトID(FQDNの識別子のようなもの、未指定だと現在のドメインが使用される)、ページ名に追加するクエリパラメータ名、ページ名に追加するハッシュ名、セパレータを指定します。
と、いくつかの特徴がありますので、既存のページ名のパターンと比較した上で導入を検討してみてください。
●getPreviousValue
Cookieを利用して値を一定期間保持しつつ、比較したい値との差異があるかをチェックします
チェック対象の値とCookie名を指定します。
●getQueryParam
URLより指定のクエリパラメータを取り出します。
複数のクエリパラメータが指定でき、複数のクエリパラメータがある場合には設定した区切り文字で連結した値を返します。
クエリパラメータ(複数ある場合にはカンマ区切り)、区切り文字、チェック対象のURLを指定します
●getTimeParting
「year=2023 | month=December | date=21 | day=Thursday | time=4:49 PM」というような、年、月、日、曜日、時刻の文字列を返します。
タイムゾーンは日本だと「Asia/Tokyo」を指定します。
それ以外としたい場合には、画面内コメントにあるように、WikipediaのList of tz database time zones(下記)をご確認ください。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_tz_database_time_zones
プラグインの中にクッキーを生成するものがいくつかありますが、本ページ作成時点では、そのクッキードメインは閲覧中のページのFQDNとなるようです。
例えば、https://www.digitalstacks.net/ですと、www.digitalstacks.netとなります。
AppMesurement.jsからWeb SDKにマイグレーションする際には、AppMesurement.jsで利用していたプラグインの移植が悩ましいこともあるかと思います。
この記事がなにかの参考になれば幸いです。