記事が読了されているかどうかが気になる、というお話はそれなりに耳にすることがありますので、Adobe Launchにて読了計測を実装してみる例を取り上げてみたいと思います。
LaunchのEnters Viewportは特定のHTML要素が見えたときにルールを発火させるEVENTです。
これを利用して、読了位置(多くはフッター近辺だと思います)が見えたら読了を計測する、というルールを設定することで読了計測を実現します。
読了位置を決めることが重要です。
今回の例としてIMPLEMENTDIGITALのコラム記事ページの読了計測をするとして、フッターブロックの「お問い合わせ」のHTML要素が見えたら読了とみなします。
例:
その他、以下の条件/要件を追加してルールを作ってみます。
(専用のカスタムイベントがあると読了数をレポーティングしやすいため)
設定してみたルール例がこちらとなります。
●EVENTS
もちろんEnters Viewportです。
また、読了とみなすHTMLブロックが見えた際に即時かつ最初の1回のみ発火と設定しています。
●CONDTION
ドメインとパスとでIMPLEMENTDIGITALのコラム記事ページのみ対象とするとしました。
●ACTIONS
いつものAdobe Analytics計測の設定です。
Clear Variablesは設定項目がないACTIONのため割愛しております。
Set Variables
Send Beacon
読了計測はページビュー数のカウントをさせたくなかったのでs.tlを選び、カスタムリンク計測としました
カスタムリンクレポートに「Finish Reading Tracking」という値も計測されるようになるため、読了計測のみを絞り込む際などに活用します。
なお、本例では挙げていませんが、ドメインやサイトセクション、記事カテゴリ、タグなども一緒に計測するとより面白い分析ができるかもしれません。
Implement DigitalではAdobe Launchの導入、運用を支援するサービスを提供しています。
ご興味がありましたらお問い合わせください。