Adobe Analyticsの変数はトラフィック変数(prop)、コンバージョン変数(eVar)、イベント変数(events)など用途に合わせて利用可能な様々な機能が用意されています。さらに変数の中でも個別に便利な機能が沢山ありますが、多機能なため活用しきれていないことがあるのではないでしょうか?
第一回目はリストprop、第二回目はリスト変数、第三回目はカウンターeVarを紹介しましたが、今回は第四回目としてイベントのシリアル化について紹介します。過去の記事は以下をご覧ください。
イベントのシリアル化は、コンバージョンなどの計測を行うevents変数で重複して回数を計測されないようにするための機能です。
例えばお問い合わせフォームの完了数をコンバージョンとして計測する場合、Thanksページのページロード時に計測すると思いますが、訪問者がThanksページを何度もリロードした場合は、その回数分カウントされてしまいます。
そのようなケースでイベントシリアル化機能を利用することで重複を回避し1回のみカウントするようにすることができます。
s.events="event1:INQUIRY000031";
「INQUIRY000031」はお問い合わせフォームが発行するユニークな問い合わせ番号です。
このように該当のevent変数の後にコロンを利用してイベントIDを指定することで同じ値を何回計測しても重複されないようになります。
今回はAdobe Analyitcs変数の活用方法について紹介しました。第四回目はイベントのシリアル化について紹介しましたが、今後も他の便利な機能について随時紹介していきたいと思います。
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