各レポートでは分析しやすくするためにいろいろな操作ができます。どう使うか迷うくらいですが、どんなレポートでも表の形で表示されます。そして基本は、メトリクスベースとディメンションベースの2種類に分けられます。この2つの違いと、それぞれがどのフォルダーにあるかを知っておくことが大事です。
メトリクスベースのレポートはたいてい「Site Metrics」フォルダーにあります。そして、1つの列には日付が入っていて、日ごとの訪問数などがその隣の列に表示されています。
などのほかに、ユーザーの製品購入などを示す
そしてShopping Cartという指標として
などのレポートが用意されています。
さて、ではディメンションベースのレポートはどこにあるんでしょう?
SiteMetricsフォルダー以外にあるレポートは、ほとんどがディメンションベースです。
例えばView All Reports > Site Content > Pages reportと移動して「PageViews」を選ぶと、各ページごとのページビューが表示されます。行、列ともに、好きな指標を選んで追加することもできます。
こうしたレポートのほかに、ディメンションとメトリクスとセグメントを組み合わせることで、ほぼ無限に近い種類のレポートを作れるようになっています。
まず「Report Suite Selector and Chage Report Date」(①)。
自分がどのウェブサイトのレポートのどの期間の情報を見ているかに注意する必要があります。
たいていの場合は、あるウェブサイトについてのレポートを見ているはずですが、企業によっては複数のサイトのレポートを設定していることもあります。間違ったレポートを見ていないかどうか確認してください。
特に、メトリクスベースのレポートでは日付範囲での比較はできません。Custom Eventsでも同様です。
一方、ディメンションベースでは、ほとんど全てのレポートで、日付範囲で指定して期間の数字を比較できます。
Filter(⑥)を使用すると、レポート内の全ての行を見たいものだけに絞り込むことができます。検索クエリー内にスペースで区切って単語を並べると、複数の単語を含む行を検索できます。指定の仕方によっていろんな使い方ができるのですが、私たちがよく使うのは、Pages Reportレポートで分析したい対象のページを探す場合です。
Breakdowns(⑦)は、あるレポート内の行が他のレポートとどう関連しているかを知りたいときにクリックします。例えば、ページごとのReferring Domainsのレポートをブレークダウンすると、参照ドメインからアクセスしたページを確認できます。
Sort(⑧)は説明の必要がないかもしれませんが、列見出しの任意の指標をクリックすると、その指標の降順に並べ替えます。ヘッダーをもう一度クリックすると、昇順に並べ替えます。残念ながら、Adobe AnalyticsにはExcelのようなカスタムソート機能はありません。たとえば、訪問数が100を超えるページのみを表示するようにページレポートを並べ替えるには、レポートをExcelなどにエクスポートして、そちらでカスタムソートを実行する必要があります。