Adobe Analytics 計算指標の活用方法

はじめに

Adobe Analyticsの計算指標は、既存の指標に対して四則演算や関数などを用いて計算し、新たな指標を作成することができる機能です。
標準で用意されている計算指標もあり、カスタムで独自の計算指標を作成することも出来ます。
カスタム計算指標の計算式はドラッグ&ドロップで直感的に作成でき、セグメントを組み合わせることも可能です。

計算指標のメリット

計算指標を利用することのメリットは以下の通りです。

柔軟なデータ分析

標準の指標だけでは把握できない、より詳細な分析が可能になります。
例えば「訪問あたりの売上」や「コンバージョン率」など、ビジネスに重要な指標を簡単に算出できます。

Excel作業の削減

これまでExcelで行っていた計算をAdobe Analytics上で完結できるため、作業効率が向上します。

リアルタイムなデータ確認

計算指標はリアルタイムで更新されるため、常に最新のデータに基づいた分析が可能です。

標準の計算指標

Adobe Aalyticsで標準で設定されている計算指標は以下のようなものがあります。

カスタム計算指標の作成方法

(1)上部メニューの「コンポーネント」から「計算指標」を選択します。

(2)計算指標一覧ページで「追加」をクリックします。

(3)指標名、形式、小数点以下の桁数などを設定します。

(4)定義で計算式を入力します。指標、演算子、関数、セグメントなどをドラッグ&ドロップで組み合わせることができます。
(5)「保存」ボタンをクリックします。

一般的なカスタム計算指標の活用例

以下は一般的な計算指標の例です。

ECサイトでのカスタム計算指標の活用例

以下はECサイトでの計算指標の例です。

まとめ

今回はAdobe Analyitcsの計算指標について紹介しました。
計算指標を活用することで、Adobe Analyticsの分析能力を最大限に引き出し、より深いインサイトを得ることができます。ぜひ、ご自身のビジネスに合わせて、様々な計算指標を作成してみてください。
 
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