Adobe Analyticsのデータ修復 API (Data Repair API )機能について

はじめに Adobe Analyticsでは、既存の計測データを削除または編集する方法として「データ修復 API (Data Repair API )」という機能が提供されています。 本記事では、その概要をご紹介します。 データ修復 API (Data Repair API )とは データ修復 API は 2021 年にリリースされた機能です。 以前の Adobe Analytics では一度計測して格納されたデータは、通常では編集や削除はできない構造になっていましたが、個人情報保護などの理由で、誤って取得した個人情報データの削除などの必要性が高まり、計測データの削除や編集機能が追加実装・強化されました。 Adobe Analytics のほとんどのデータタイプと変数(prop や eVar 等)は、この API を通じて修復または削除できますが、イベント/指標、マーチャンダイジング変数、その他の変数タイプは使用できないことに注意してください。 ※サポートされる変数のリスト(ジョブ定義のリファレンス) アクションとフィルター条件 データ修復 API では、以下の項目を指定して特定の変数に対してアクションを実行します。 レポートスイート 期間 変数 アクション(set, delete, deleteQueryString, deleteQueryStringParameters) フィルター条件 データ修復 API で指定できるアクションには、以下の通り 4 パターンあります。 set: 変数の値を上書きします。 delete: 変数の値をクリアします。 deleteQueryString: 変数の値が URL 形式の場合にクエリパラメーター全体を削除します。…

Adobe Analyticsのワークスペースで利用できるショートカットの紹介

はじめに 本コラムでは、Adobe Analyticsワークスペースのプロジェクト作成時によく使用しているショートカット中心に紹介したいと思います。 なお、ショートカットは他にもありますので、巻末に参考リンクも是非ご参照ください。 ショートカット例 いずれもワークスペースのプロジェクトを開いている状態で実行します。 操作 Windows Mac プロジェクトの保存 Ctrl + S Command + S プロジェクトに名前をつけて保存 Ctrl + Shift + S Command + Shift + S Undo Ctrl + Z Command + Z Redo Ctrl + Shift + Z Command + Shift + Z セグメントビルダー(追加)を開く Ctrl + Shift + E MacではCommand + Shift +…

WordPressで無料で利用できるWebP化対応プラグインの紹介

はじめに Core Web Vitalsに重要な画像の最適化について、WordPressに関しては標準機能では弱い部分があります。 次世代フォーマットであるWebPへの変換に対応したプラグインのうち、無料で使用できるものについて紹介します。 (有料版の購入が必須なものや、無料の場合に容量・呼び出し回数などに制限のあるものは除外しています。) .htaccessにより、対応ブラウザへはWebP画像を配信する形式が主ですが、pictureタグでの対応が可能なものもあります。 1. Converter for Media https://ja.wordpress.org/plugins/webp-converter-for-media/ (旧名称:WebP Converter for Media) 特徴:プラグインが完全日本語対応。 対応画像フォーマット jpg、png、gif プラグインの日本語対応 ○ すでにメディアファイルにあるファイルへの対応 ○ プラグイン有効化以降のメディアファイルへの対応 ○ テーマで使用されているメディアファイルへの対応 ○(有効・無効の切り替えあり) プラグインで使用されているメディアファイルへの対応 ○(有効・無効の切り替えあり) 有料版 あり(AVIFフォーマットの対応等) 2. EWWW Image Optimizer https://ja.wordpress.org/plugins/ewww-image-optimizer/  特徴:最適化スコア、ローカル圧縮の節約の指標が確認できます 対応画像フォーマット jpg、png、gif プラグインの日本語対応 △(一部対応) すでにメディアファイルにあるファイルへの対応 ○ プラグイン有効化以降のメディアファイルへの自動対応 ○ テーマで使用されているメディアファイルへの対応 ○(有効・無効の切り替えなし) プラグインで使用されているメディアファイルへの対応 × pictureタグでの画像切り替え ○(「Picture WebP Rewriting」オプション) 有料版 あり(画像最適化CDNの使用等)…

Adobe Analyticsのワークスペースで動的ドロップダウンフィルターを使用する方法

はじめに Adobe Analyticsのワークスペースで、パネルのドロップゾーンに、動的ドロップダウンフィルター機能が追加されました。これは非常に便利な機能です。 動的ドロップダウンフィルターを使用すると、パネルのレポート範囲内のデータと、他のドロップダウンフィルターの値に基づいて、使用可能な値を自動でドロップダウンフィルターに設定します。 動的ドロップダウンフィルターの使用方法 シフトキーを押しながらディメンションをパネル内のドロップゾーンにドラッグ&ドロップします。例として「国」ディメンションを使用します。 次に同様の方法でドロップエリアに「地域」ディメンションをドロップします。 「国」から特定の値と選択すると、その国に属する地域が自動的に「地域」のドロップダウンフィルターに設定されます。(「日本」を選択すると日本の「地域」が自動でドロップダウンに設定されます。) ドロップダウンフィルターを削除する場合は、右クリックをして「ドロップダウンを削除」を選択することで削除できます。 ※動的ドロップダウンフィルターは、指標、セグメント、または日付範囲には使用できません。 複数ドロップダウンフィルターの使用例 「国」「地域」の組み合わせ以外にもさまざまな組み合わせで使用可能です。 ブラウザー:「ブラウザーのタイプ」と「ブラウザー」 オペレーティングシステム:「オペレーティングシステムの種類」と「オペレーティングシステム」 マーケティングチャネル:「マーケティングチャネル」と「マーケティングチャネルの詳細」 流入元:「リファラータイプ」と「参照ドメイン」 特定の日:「週」と「日」 など ※組み合わせが2つ以上での可能です。 ※デフォルトのディメンションだけでなく、カスタムディメンションでも適用できます。 まとめ これまでアドホックに分析したい時などでも、セグメントを作成したり、フリーフォームテーブルのフィルタで条件指定していたりしていたと思いますが、マウス操作だけで簡単に分析ができるようになりました。早速試してみてください! Implement DigitalではAdobe Analyticsの分析を支援するサービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

Google AnalyticsのオーディエンスリストとGoogle Analytics 4での作成方法

はじめに 今回はGoogle Analyticsのオーディエンスリストについて説明します。これは、ウェブサイトやアプリのトラフィックデータを分析し、ユーザーを特定の条件に基づいてグループ化するための便利なツールです。 オーディエンスリストの概要 オーディエンスリストを使うと、ターゲティングやリマーケティングの効果が格段にアップします。たとえば、特定のページを訪れたユーザーや特定のアクションを実行したユーザー、あるいは特定のコンバージョンを達成したユーザーなど、さまざまな条件でユーザーをセグメント化することができます。これにより、広告のターゲティングをより具体的に行うことができます。例えば、特定の商品ページを訪れたユーザーには関連商品の広告を表示することができます。また、過去にウェブサイトを訪れたユーザーに対して広告を再表示することで、リマーケティングの効果を発揮することも可能です。 さらに、オーディエンスリストを活用すると、カスタムターゲティングも可能です。地域やデバイスなど、特定の条件を満たすユーザーグループを作成することができます。これにより、より細かなターゲティングが可能になります。 ただし、オーディエンスリストを使用する際には、ユーザープライバシーに関する規制やガイドラインに遵守することが重要です。個人情報の適切な取り扱いに留意しながら、この強力なツールを活用しましょう。 オーディエンスリストの設定方法 Google Analytics 4では、オーディエンスリストの作成方法が変わりました。 具体的な手順は以下の通りです。 左側のメニューから「オーディエンス」を選択します。 「オーディエンス」をクリックします 「ゼロから作成」か「参照を使用する」を選び条件を設定します。 入力が完了したら、左上で名前を入力し、「保存」ボタンをクリックしてオーディエンスリストを作成します。 まとめ 以上が、Google Analyticsのオーディエンスリストの概要と、Google Analytics 4でのオーディエンスリストの作成方法です。これらの手法を組み合わせて、効果的なターゲティングとリマーケティングを実現しましょう。ユーザープライバシーに留意しながら、最大の成果を得ることができるはずです。

GTMでGA4のCookie属性を変更する方法

はじめに 以前当コラムで「Google Analytics 4でクッキーの設定を変更する」という記事を紹介しました。これは管理画面上からGA4のCookieの有効期限とその更新方法を設定する方法となります。 今回は管理画面からは設定できないCookie属性をGTMで設定する方法を紹介したいと思います。なお、設定可能なCookie属性は、ドメイン、プレフィクス、フラグなどです。 GA4のCookie GA4で使用されるCookieは以下の2種類があります。 Cookie名 説明 _ga クライアントIDが保存され、ユーザーを識別するために利用します。 _ga_ セッション情報を保持するための情報が保存されます。 参照:https://support.google.com/analytics/answer/11397207?hl=ja 設定可能なCookie属性 属性 フィード名 デフォルト ドメイン cookie_domain auto 有効期限 cookie_expires 63072000(2 年間を秒で表した値) プレフィクス cookie_prefix なし 有効期限の更新方法 cookie_update true フラグ cookie_flags 参照:https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/ga4/cookies-user-id?sjid=17135921335402080564-AP&hl=ja GTMでCookie属性を設定する方法 ここではフィード名cookie_flagsを使用してSameSite属性とSecure属性を設定する例を記載します。他の属性についても要領は同じになります。 GA4設定タグを開きます。 設定フィールドに以下を設定します。 フィールド名 値 cookie_flags SameSite=None;Secure 「保存」をクリックしてタグを保存します。 まとめ 今回はGA4のCookie属性をGTMで設定する方法を紹介しました。ここまで細かく設定できることは以外と知られていないのではないでしょうか?また、通常Cookie属性を変更することはないかもしれませんが、必要になったときの参考にしてもらえればと思います。 Implement DigitalではGoogle Tag Manger/Google Analyticsの導入・実装・運用を支援するサービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

Smartsheet 数式と関数の使い方(応用編)

はじめに Smartsheetでは、数式と関数を使用して、単一のシート内または複数のシートを跨いで計算や参照を実行することができます。また記号やドロップダウンフィールドを自動化することもできます。前回は基本編として数式と関数の設定方法の概要を紹介しましたが、今回は応用編として子階層のデータを取得する方法、設定した数式を他の行にも適用する方法、シート間の数式の使用方法を紹介したいと思います。 子階層のデータを取得する Smartsheetは階層でインデントを設定出来ますが、親階層のセルで子階層のデータを関数で取得することが出来ます。 (1)具体的にはCHILDREN()関数を使用しますが、例えば子階層の合計値をSUM関数で取得する場合は以下のような数式を設定します。 =SUM(CHILDREN()) 以下は子階層「商品1」〜「商品5」の定価合計値を親階層に設定する例です。 (2)数式を設定すると以下のように子階層の合計値が表示されます。 設定した数式を他の行にも適用する 設定した数式を他の行にも適用するには、いくつか方法があります。 ドラッグフィル ドラッグフィルは値または数式を1つのセルから他のセルにコピーします。 なお、数式でドラッグフィルを使用すると、セル参照は自動的に新しい配置が反映されます。 例えば上記のようなシートがあり「商品1」の「割引後価格」を以下のような数式で設定します。 =定価1 – (定価1 * 割引率1) 設定した「商品1」の「割引後価格」をドラッグフィルで「商品2」〜「商品5」にも適用してみましょう。 (1)該当セルを選択し、右下にカーソルを合わせると十字マークが表示されます。 (2)そのままドラッグしながらコピーしたい列までカーソルを移動しドロップします。 「商品5」の数式を確認すると、セル参照が新しい配置(5行目)が反映されていることが確認出来ます。 列の数式 列の数式を使用すると、すべての行に数式を適用することができます。 ただし数式に行番号が指定されたセルを指定することは出来ませんので、@row、列参照、 シート間参照を使用する必要があります。 それでは「消費税」を列の数式で設定する例で説明していきます。 (1)「商品1」の消費税を以下の数式で設定します。 =割引後価格@row – (割引後価格@row * 0.1) ※数式に行番号を指定すると列の数式が設定出来ませんので”@row”を指定しています。 (2)数式を設定したセルを選択後、右クリックしメニューの「列の数式に変換」を指定します。 (3)「商品2」〜「商品5」の「消費税」が表示されました。 ※列の数式が設定されると列ヘッダに「fxマーク」が表示されます。(この列が列の数式を設定していることを把握出来ます。) 列の数式を編集したい場合は、セルを選択後、右クリックでメニューを表示し「列の編集」を、「列の数式」から「セルの数式」に戻したい場合は、「セルの式に変換」をクリックします。 シート間の数式 Smartsheet では数式を使用して複数のシート間で計算を実行することも可能です。 今回は以下のようなシートで東京の売上高を別シートの売上データから集計する数式を設定していきます。 (1)東京の売上高セルを選択し=SUM(まで入力します。 (2)「別のシートを参照」をクリックします。 (3)「別シートを参照」ダイアログが表示されますので、「東京エリアの売上」シートを検索し選択します。 (4)売上高の行をすべて選択し「参照の挿入」をクリックします。 (5)SUM関数の数式が完成していることを確認し、Enterキーを入力します。 (6)以下のように東京の売上高の数式が完成しました。 まとめ 今回はSmartsheetの数式と関数の応用的な使用方法について説明しました。数式を使用して計算やデータ処理を自動化し、プロジェクト管理を効率化することができます。是非活用してください。 Implement DigitalではSmartsheet運用支援サービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

Smartsheet 数式と関数の使い方(基本編)

はじめに Smartsheetでは、数式と関数を使用して、単一のシート内または複数のシートを跨いで計算や参照を実行することができます。また記号やドロップダウンフィールドを自動化することもできます。本記事では数式と関数の基本的な使い方を紹介します。 権限レベル Smartsheetでは、シートのオーナーや管理者はシート全体を完全に制御でき、ロックされたフィールドとロックされていないフィールドの両方で数式の作成や編集が可能です。一方、編集者はロックされていないフィールドのみで数式を作成および編集することができます。ロックされたフィールドとは、保護されたセルであり、最初に保護を解除しなければ変更できません。 数式を設定可能なフィールドタイプ Smartsheetでは、以下のフィールドタイプで数式を設定できます。 文字列/数値フィールド 連絡先リストフィールド 日付フィールド ドロップダウンリストフィード チェックボックスフィールド 記号フィールド %割り当てフィールド ただし、フィールドが依存関係やリソース管理に使用されている場合、ユーザーは数式を設定できません。 数式の設定が制限されたフィールドタイプ Smartsheetには、数式を設定できないフィールドがいくつかあります。 リソース管理で使用されている連絡先リストフィールド システムフィールド デフォルトカラム 「添付ファイル」「コメント」「行アクションインジケーター」 依存関係とリソース管理に使用されるフィールド 「開始日」「終了日」「期間」「先行タスク」「%完了」 Smartsheetで数式を作成する際には、これらの制限を念頭に置くことが重要です。これにより、エラーや予期しない結果を回避することができます。 演算子と関数 演算子 Smartsheetの数式では以下の演算子を使用出来ます。 演算子 説明 + 追加 – 減算 * 乗算 / 除算 ^ 指数 < より小さい > より大きい >= より大きいか等しい <= より小さいか等しい = 等しい <> 等しくない 関数 SmartsheetはSUM、AGV、IFなど様々な関数が使用出来ます。 使用可能な関数については、Smartsheet 関数リストを参照してください。 数式の設定方法…

Smartsheetのアラートとリマインダーの活用方法

はじめに Smartsheetのアラート・リマインダーを使用することは、時間を節約し、重要な情報が関係者に適時共有されることを保証する効果的な方法です。 本記事ではSmartsheetこのアラート・リマインダー機能を活用する方法について説明します。 アラート アラートは、シート内の重要な情報の変更や更新をリアルタイムで通知する反応型の方法です。これにより、新しい動向に迅速に対応し、タスクや責任を管理することができます。 リマインダー リマインダーは、シート内の重要なタスクについて自分自身や他の人にプロアクティブにリマインドする方法です。重要な日付や時間に対してタスク所有者に事前通知することで、急ぎの対応を避け、プロジェクトがスケジュール通りに進行することを確認できます。 シート全体に定期的なリマインダーを設定する あなたのチームはシートのアイテムを更新することにはかなり優れていますが、更新を行うことを忘れることがあります。また、プロジェクトが必要な日付に近づいているときには、アラートを受け取りたいと思っています。そこで 毎週金曜日に未完了タスクの担当者にリマインダーを通知するワークフローを作成していきます。 ワークフローはゼロから作成する方法とテンプレートギャラリーから選択して作成する方法がありますが、今回はテンプレートギャラリーを利用します。 自動化メニューの「テンプレートからワークフローを作成…」を選択します。 テンプレートの中から「特定の日付にユーザーにリマインダーを送信」を選択します。 リマインダーワークフローを選択したため、アクションパネルはすでに「ユーザーにアラート送信」が選択されています。なぜなら、誰かにアラートを送信することとリマインダーを設定することは同じアクションだからです。 ワークフローに名前を付けてトリガーを定義します。このワークフローは毎週金曜日に実行したいので、トリガーが「日付に達した場合」に設定されていることを確認した上で「1回実行」ドロップダウンから「カスタム」を選択します。 デフォルトはすでに「次の間隔で繰り返す」は1週間に設定されています。したがって、「繰り返しパターン」ドロップダウンから「金曜日」を選択するだけです。なお、このリマインダーを金曜日以外の別の曜日にも送信したい場合は、複数の曜日を選択できることも出来ます。 リマインダーを通知送する時間を指定します。ここでは17:00を選択します。なお、タイムゾーンはシートオーナーのタイムゾーンであることを知っておくことが重要です。 ワークフローの条件を1つ設定しましょう。条件パネルで、「フィールドを選択」から「ステータス」を選択し、「未開始」と「進行中」の値を設定します。 リマインダーの通知先を担当者に設定します。「特定のユーザーに送信」のドロップダウンから「セル内に含まれているの連絡先に送信」を選択して列を設定してください。 最後に保存をクリックし、ワークフローの作成は完了です。 注意点 設定した条件を満たすシート内のすべての行に対してワークフローが同時にトリガーされます。 日付のない行は、日付フィールドベースのワークフローに含まれません。 トリガーのタイムゾーンは、シートのオーナーのタイムゾーンと同じになります。 シートが空の場合、ワークフローをリマインダーを通知しません。 行レベルで一回のみのリマインダーを設定する シート内の特定の行に対し一度だけリマインダーを通知することも可能です。この場合は対象の行全体を選択後、右クリックで行のメニューを表示し「リマインダーの設定…」を選択します。 これにより「新しいリマインダー」ダイアログが開き、1回限りのリマインダーを設定できます。このウィンドウでは、この行に割り当てられたユーザーが、締め切り前にリマインダーを受け取るよう指定できます。これにより、締め切りが過ぎる前に必要なフィールドを更新することができます。 このリマインダーはシートに共有された人または任意の連絡先列に送信することができます。複数選択連絡先列がある場合、行レベルのリマインダーは、セル内のすべての名前に送信されます。 次に、必要な日付列を指定する必要があります。 「日付リンク」をクリックし、任意の日付列を選択するか、このアラートを送信する特定の日付を指定できます。 リマインダーが設定された行には、行アクション指示列にベルアイコンが表示されます。一度限りのリマインダーは繰り返しのないタスクに適していますが、チームがタスクを適切に更新するようにする必要があります。 まとめ アラートやリマインダーをワークフローで自動化することで、的確かつ正確な情報を受け取り、ユーザーがその情報を最新の状態に保つことができます。全体的にこれらの自動化を使用することで、エラーや遅延、締め切りの見落としなどのリスクを最小限に抑えながら、より速く効率的に作業することができます。 Implement DigitalではSmartsheet運用支援サービスを提供しています。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

Adobe Analyticsの処理ルールの使い方

はじめに Adobe Analyticsのレポートスイートマネージャーには「処理ルール(processing rules)」という、アドビサーバー側でレポート変数の処理および収集の設定ができる機能があります。 この処理ルールをうまく使いこなすことで、より効果的な分析が可能になります。 ※処理ルールを設定するには管理者権限が必要です。 処理ルールの作り方 処理ルールはレポートスイートで設定されます。 Analytics/管理者/レポートスイートの順にクリックします。 レポートスイートを選択します。 設定を編集/一般/処理ルールの順にクリックします。 処理ルールページで「ルールの追加」をクリックします。 「条件を追加」をクリックし、ルールを適用するタイミングを選択します。 「アクションを追加」をクリックし、条件が一致した場合に実行するアクションを選択します。 ルールの詳細を含むメモを追加し、「保存」をクリックします。 ルールの条件は、コンテキスト変数などの値が一致するか、または値が存在するかどうかをチェックします。複数の条件を追加でき、OR条件またはAND条件を選択できます。 定義したアクションを常に実行する場合は、条件なしのルールを作成できます。 ※コンテキストデータ変数(contextData) 処理ルールの例 処理ルールの一般的な事例です。 クエリ文字列パラメーターからのキャンペーン ID の入力 製品の概要ページからの「製品表示」イベントの設定 eVar 値を prop にコピーしてパスを指定 レポート内の値のクリーンアップ コンテキストデータ変数を使用したイベントの設定 注意すべきこと ルールは単一のレポートスイートに適用されます。 処理ルールはリストに表示された順番(変更可能)で適用されます。 処理ルールは、保存後すぐにレポートスイートに適用されます。 処理ルールは、コンテキストデータ変数にアクセスする唯一の方法です。 製品文字列、リファラー、ユーザーエージェントは変更できません。 モバイルデバイスの属性と分類は使用できません。 処理ルールで読み取れるように、クエリー文字列値を Unicode または UTF-8 でエンコードする必要があります。 各レポートスイートでは、ルールの数は 150 個まで、ルールに含まれる条件の数は 30 個までに制限されます。 大文字と小文字が区別されません。 まとめ 本記事では、Adobe Analyticsの処理ルールについて、その概要、作成方法、そして事例を紹介しました。処理ルールは、Webサイトやアプリの訪問者の行動を分析するために使用されるもので、うまく活用することで、より効果的な分析が可能になります。ルールを作成する際には、以下のようなポイントに注意する必要があります。 ルールの作成には、条件、アクション、例外などを設定する必要があります。 条件の数や条件の組み合わせには制限があるため、適切に使い分ける必要があります。 ルールを作成する際には、分析の目的に合わせて、適切な設定を行う必要があります。 また、処理ルールをうまく使いこなすことで、以下のような効果が期待できます。…