Smartsheetの新機能まとめ(2025前半)

はじめに 2025年にリリースされたSmartsheetの新機能と、今後リリースが予定されている機能についてご紹介します。 2025年(5月現在)にリリースされた主な新機能 Smartsheetは、ユーザーエクスペリエンスの向上、コラボレーションの強化、業務効率化を目的とした多くの新機能を2025年にリリースしました。 新しいビューの導入と強化 テーブルビュー直感的でモダンなグリッドスタイルのインターフェースで、リアルタイムの共同作業、スマートな業務管理、大規模なデータ処理に対応します。自動保存、クイック検索・フィルタリング、改善された数式編集などの機能が含まれています。(一般提供開始: 2025年4月1日) タイムラインビュープロジェクトを時系列で追跡し、製品リリーススケジュールなど日付ベースのイニシアチブ管理に適したビューです。 ボードビュースプリントプランニングなど、アジャイルおよびカンバンベースのワークフローを効率化します。カード上で直接チェックボックスを操作できるようになりました。(2025年4月16日) データ連携と管理の強化 データ統合パネル (テーブルビュー内)シートを外部データソースに接続するための新しい方法が提供されました。(2025年4月10日) チェックボックス機能の向上ユーザーエクスペリエンスと生産性を向上させる新しいチェックボックス機能が発表されました。(2025年4月22日) コラボレーションとコミュニケーション機能の向上 未読コメントフィルターコミュニケーションを効率化し、重要な情報を見逃さないようにするためのフィルター機能です。(2025年4月10日または4月15日) 新しいビューでの会話における絵文字絵文字リアクションやメッセージへの絵文字挿入が可能になり、コミュニケーションがより豊かになりました。(2025年5月12日) APIの機能強化 ユーザー削除APIの強化プランからユーザーを削除するためのAPIコントロールが強化されました。(一般提供開始: 2025年4月30日) ユーザーの非アクティブ化・再アクティブ化APIの強化ユーザーのステータス管理に関するAPIコントロールが向上しました。(一般提供開始: 2025年4月1日) 操作性と生産性の向上 新しい合理化されたコンテンツ作成エクスペリエンス新規アイテムの作成、ファイルのインポート、ピボットの構築、削除済みコンテンツの復元などの操作が効率化されました。(2025年4月7日) ファイルライブラリの承認機能レビューサイクルを簡素化し、フィードバックを効率化します。(2025年5月1日) ワークスペースパネルでのエクスポート機能ワークスペースから直接データをエクスポートできるようになりました。(2025年5月13日) フィルターの適用と無効化の容易化重要な情報に焦点を当てやすくなりました。(2025年2月20日) ボード上のスイムレーンの整理の容易化ボードビューの整理がより簡単になりました。(2025年2月19日) AIを活用した機能 データの集計やグラフの作成、タスクの洗い出しなどを効率化する生成AI機能が搭載されました。 その他 コレクション機能ワークスペース内の情報を整理し、特定の情報や作業に集中できるようにアクセス制御を容易にする機能です。 Resource Management と Smartsheet の連携強化ワークフローの効率化が図られました。(2025年1月23日) 管理センターの合理化低アクセスのレポートが削除され、管理センターが使いやすくなりました。(2025年3月11日) 今後リリース予定の主な機能 Smartsheetは、今後も継続的にプラットフォームの強化を予定しています。 データリンク複雑な数式を必要とせずに、シート間でシームレスなデータ参照を可能にする機能です。 動的なドロップダウンチームが構造化データとやり取りする方法を効率化する機能です。 列リンク機能Smartsheet全体での列のリンクと参照を簡素化し、重複を削減する機能です。 AI搭載の数式ジェネレーターテーブルビューの数式編集エクスペリエンスの一部として提供予定で、複雑な数式の作成を支援します。 Microsoft Teams との連携におけるアクセス許可の更新2025年5月に実施予定です。 これらの新機能や改善により、Smartsheetはチームの業務遂行能力と生産性の向上をさらに支援していくことを目指しています。詳細や最新情報については、Smartsheetの公式ウェブサイトや製品リリースニュースをご確認ください。 <ご参考> Smartsheet 製品リリース ニュース https://jp.smartsheet.com/content-center/product-news/release-notes Smartsheet コミュニティ –…

Adobe Targetのアクティビティ設定や確認でちょっと役立ちそうな小ネタ

はじめに 今回はAdobe Targetでアクティビティ設定を行う際に使っているちょっとした小ネタを紹介します。 スケジュール設定関連 あれ、Goal & Settingsで開始日時を設定したのに、時間になってもアクティビティがLiveになっていない?ということがあったりします。 こちらは、アクティビティのステータスを「Scheduled」としておく必要があります。スケジュールを設定したら合わせて対応しましょう。 Scheduledに変更するにはActivateを選択するだけです。※前出のDuration設定がないとそのままLiveとなりますのでスケジュール設定は事前に行います。以下はScheduledの表示例となります。 アクティビティ名やオファー名をオファーHTMLに追加する アクティビティ名やエクスペリエンス名は「${campaign.name}」、「${offer.name}」でオファーに埋め込むことができます。パターンが多い施策の検証などで活用できるかと思います。例: 配信された上記オファーがページに埋め込まれた表示例 参考https://experienceleague.adobe.com/ja/docs/target/using/experiences/offers/passing-profile-attributes-to-the-html-offer ChromeのDeveloper Toolの要素タブの検索欄の活用 こちらはChrome関連の話題になります。HTML内の文言を探すのにはよく使われると思いますが、CSSセレクタでHTML要素を探すことができたりもします。例えば、Adobe Targetのエクスペリエンス設定で施策箇所をCSSセクレタで指定しますが、これが正しいかどうかをチェックするといったことにも転用できます。 検索欄は以下の手順で表示されることができます。 Developer Toolを開きます 要素タブを選択します HTMLの任意の箇所をクリックした後、Control + F(MacだとCommand + F)をクリックします 検索欄が表示されたら、探したいHTML要素のCSSセレクタを入力します。例えば、以下はFollow UsのFacebookアイコンのセレクタ(.futuriowp-facebook)を入力して検索した例となります。 おわりに いかがでしょうか?今回は2点紹介しましたが、他にも役立ちそうな小ネタがありましたらまた紹介できしたいと思います。ちょっとした小ネタでしたが、なにか参考になれば幸いです。Implement DigitalではAdobe Targetの導入、運用を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。

Adobe TargetのA/BテストでブックマークからのExperienceの切り替え

はじめに Adobe TargetのABテストで、QA URLで動作確認を行う場合に、エクスペリエンスを切り替えたい時に、それぞれQA URLをコピーしてアドレスバーに入れ直すのですが、実際はURLパラメーターの「at_preview_index=」の値が異なるだけなので、そこだけ書き換えれば簡単にエクスペリエンスの切り替えができます。そこで、ブックマークにjavascriptを登録してエクスペリエンスを変更する手順を紹介します。 スクリプトについて TargetのQA URLのURLパラメーターを書き換えます。location.searchに「at_preview_index=X_[Y以外の値]」(Yは目的のエクスペリエンス番号)が含まれているか確認しています。 if (/at_preview_index=d+_[^1]/.test(location.search)) { location.search = location.search.replace(/(at_preview_index=d+_)d+/, ‘$11’) } ブックマークへ登録 ブックマークへは改行・スペースを削除して以下を登録します。 javascript:if(/at_preview_index=d+_[^1]/.test(location.search)){ location.search=location.search.replace(/(at_preview_index=d+_)d+/, ‘$11’)} 「ブックマーク」>「ブックマーク マネージャー」>(3点リーダー)「新しいブックマークを追加」 同様にExperience B 、Experience Cも登録します。 Experience B javascript:if(/at_preview_index=d+_[^2]/.test(location.search)) {location.search=location.search.replace(/(at_preview_index=d+_)d+/, ‘$12’)} Experience C javascript:if(/at_preview_index=d+_[^3]/.test(location.search)) {location.search=location.search.replace(/(at_preview_index=d+_)d+/, ‘$13’)} QA URLを表示 アクティビティのアクティビティQAからQA URLのExperience Aを呼び出します。 ブックマークの呼び出し Experience Bの確認を行いたい場合は、登録したブックマークを呼び出します。エクスペリエンスがExperience Bに切り替わります。 おまけ 同様に、「他のすべてのアクティビティに対してデフォルトコンテンツを表示」についてもURLパラメーターの「at_preview_listed_activities_only=」の値が異なるだけなので、おまけとして、「他のすべてのアクティビティに対してデフォルトコンテンツを表示」を切り替えられるブックマーク用スクリプトを紹介しておきます。 ・他のすべてのアクティビティに対してデフォルトコンテンツを表示オン javascript:if(location.search.includes(‘at_preview_listed_activities_only=false’)) {location.search=location.search.replace(‘at_preview_listed_activities_only=false’, ‘at_preview_listed_activities_only=true’)} ・他のすべてのアクティビティに対してデフォルトコンテンツを表示オフ javascript:if(location.search.includes(‘at_preview_listed_activities_only=true’)) {location.search=location.search.replace(‘at_preview_listed_activities_only=true’,…

Customer Journey Analytics移行準備に役立つAnalytics Inventoryの概要

はじめに データドリブンな意思決定が重要視される現代において、データ分析はビジネスの成功に欠かせない要素です。しかし、組織内に散在するデータを有効活用するためには、データの所在や内容を把握し、管理する必要があります。そこで注目されているのがAnalytics Inventoryです。 Analytics Inventoryの概要 Analytics Inventoryは、プロジェクト数、コンポーネント、レポートスイート、ユーザー数など、Adobe Analytics環境の全体像を把握するためのツールです。特に、Customer Journey Analyticsへのアップグレードを準備する際に役立ちます。   主な機能 組織内のアセットの把握: レポートスイート、セグメント、ユーザー、ワークスペースプロジェクトなど、移行が必要なアセットと不要なアセットを特定できます。     移行計画の策定: 移行前にアセットの整理や統合を行うべきか、また、どのレポートスイートを最初にアップグレードするかなどの計画を立てるのに役立ちます。 レポートスイートの詳細分析 組織内のアセットの把握: レポートスイート、セグメント、ユーザー、ワークスペースプロジェクトなど、移行が必要なアセットと不要なアセットを特定できます。 移行計画の策定: 移行前にアセットの整理や統合を行うべきか、また、どのレポートスイートを最初にアップグレードするかなどの計画を立てるのに役立ちます。 レポートスイートの詳細分析: 過去90日間のヒット数 ディメンションと指標の数 Analytics for Targetやマーケティングチャネルが有効になっているか Source Connectorが有効になっているか (つまり、Customer Journey Analyticsに移行可能か) ディメンションと指標の分析: 各レポートスイートで定義されているディメンションと指標の詳細を確認し、移行に適しているかを判断できます。 データのエクスポート: レポートスイート、ディメンション、指標のリストをCSVファイルにエクスポートできます。 フィルタリング、検索、並べ替え: テーブル内のデータをフィルタリング、検索、並べ替えすることができます。 利用方法 Analytics Inventoryには、Admin ConsoleのAnalyticsの管理メニューからアクセスできます。   今後の機能 ユーザー管理機能は、今後のリリースで利用可能になる予定です。   まとめ Analytics Inventoryは、データ分析を効率化し、データドリブンな意思決定を支援する強力なツールです。また、このツールを活用することで、Adobe Analytics環境の全体像を把握し、効率的なアセットの移行計画を立てることができます。 Implement DigitalではAdobe Analyticsの分析を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。

Smartsheetのダッシュボードで動的なグラフを作成する

はじめに Smartsheet ダッシュボード内に動的なグラフを作成すると、データの傾向や指標をリアルタイムで視覚化できるため、より情報に基づいた意思決定が可能になります。グラフをダッシュ​​ボードに効果的に統合するためのステップバイステップ ガイドをご紹介します。 1. レポートウィジェットを追加する まず、ダッシュボードにチャート ウィジェットを追加します。 ダッシュボードの右上にある「鉛筆アイコン」(ダッシュボードの編集)をクリックします。 右側のツールバーで、「+」アイコンをクリックして「グラフ」を選択します。 注意: ダッシュボードを編集するために必要な権限があることを確認してください。 2. データソースを選択する グラフを設定する前に、グラフが表すデータを選択する必要があります。 「データとグラフタイプ」セクションで「データの追加」をクリックします。 表示されるダイアログの左側で目的のデータを含むシートまたはレポートを選択します。 同じダイアログの右側でデータ範囲を選択したら、「OK」をクリックします。  ヒント: 後でデータ範囲を変更する必要がある場合は、ウィジェットを編集し、「データの編集」をクリックして調整します。 3. 適切なグラフタイプを選択する データを選択したら、それを表す最適なグラフの種類を決定します。Smartsheet は、データの構造に基づいてグラフの種類を提案する場合があります。ただし、「グラフ ウィジェットの編集」フォームの右側にあるオプションから別の種類を選択することもできます。 グラフタイプ 説明 折れ線グラフ 平滑線グラフ ステップライングラフ 時間の経過に伴う数値の変化を示すのに最適です。 縦棒グラフ 横棒グラフ 積み上げ縦棒グラフ 積み上げ横棒グラフ 数値を直接比較するのに適しています。 円グラフ ドーナツグラフ 個々の数値がデータセット全体とどのように関連しているかを示すのに最適です。 注意:グラフが期待どおりに表示されない場合は、「行/列の切り替え」を選択してみてください。また、円グラフとドーナツグラフではゼロ値が表示されないことに注意してください。 4. サポートされているグラフタイプを理解する Smartsheet ではさまざまな種類のグラフが提供されています。 折れ線グラフ 平滑線グラフ ステップライングラフ 横棒グラフ 積み上げ横棒グラフ 列 積み上げ縦棒グラフ 円グラフ ドーナツグラフ 散布図  グラフウィジェットは以下の列タイプのみをサポートします。…

Adobe Analyticsにおける「バウンス」と「直帰」の違いとは?

はじめに Webサイトの分析を行う際、「バウンス」と「直帰」という言葉を耳にすることが多いでしょう。一般的には同じような意味で使われがちですが、Adobe Analyticsではそれぞれ異なる概念として定義されています。今回は、この2つの指標の違いについて説明します。 バウンスとは? 「バウンス(Bounce)」は、訪問者がサイトにアクセスした後、1回のヒット(1つのサーバーコール)のみで離脱した場合を指します。Adobe Analyticsでは「バウンス回数」としてカウントされ、1ページのみを閲覧して離脱したセッションを意味します。(例) ユーザーが検索結果からWebサイトにアクセスし、ページを閲覧せずにすぐに閉じた。 ユーザーが広告をクリックしてWebサイトにアクセスしたが、数秒で別のサイトに移動した。 このようなケースは「バウンス」に該当します。 直帰とは? 「直帰(Single Page Visit)」は、1ページしか閲覧されなかった訪問を指しますが、Adobe Analyticsにおける定義はヒット数に関係なく、1ページのみで完了した訪問となります。つまり、1ページの中で複数のイベント(例えば、動画再生やボタンのクリック)が発生した場合でも、他のページへ移動しなければ「直帰」としてカウントされます。(例) ユーザーがブログ記事を読んでからサイトを離脱した。(スクロールでイベントが発生) ページ内で動画を視聴し離脱した(動画視聴でイベントが発生) この場合、イベントが発生しているため「バウンス」にはカウントされませんが、「直帰」としてカウントされます。 バウンス率と直帰率の違い Adobe Analyticsでは、次のように定義されます。 バウンス率(Bounce Rate) = バウンス数 ÷ 訪問数(Entries) 直帰率(Single Page Visit Rate) = 直帰数 ÷ 訪問数(Entries) バウンス率は「1ヒットのみで離脱した割合」、直帰率は「1ページのみで完了した訪問の割合」となるため、バウンス率の方が一般的に低くなる傾向があります。 どの指標を重視すべきか? バウンス率と直帰率のどちらを重視すべきかは、サイトの目的によります。  バウンス率を重視するケース サイト訪問後にすぐ離脱しているユーザーを減らしたい。 最初のページでのエンゲージメント(クリック、スクロール、動画再生など)を増やしたい。 直帰率を重視するケース サイト内での回遊率を高め、複数のページを閲覧してもらいたい コンテンツの質を評価し、次のアクション(ページ遷移やコンバージョン)につなげたい。 まとめ Adobe Analyticsにおいて、「バウンス」は1ヒットのみで離脱した場合、「直帰」は1ページのみ閲覧された訪問を指します。特にイベントトラッキングを活用しているサイトでは、バウンス率が低くても直帰率が高い可能性があるため、それぞれの違いを理解しながら分析を行うことが重要です。 サイトの目的に応じて、適切な指標を活用し、ユーザーの行動をより深く理解しましょう!Implement DigitalではAdobe Analyticsの分析を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。

Smartsheetのオプション機能紹介 – Resource Management編

はじめに Smartsheetでは、使用方法の効率化と柔軟性をさらに高めるために、いくつものオプション機能を用意しています。今回は「Resource Management」についてご紹介します。 Resource Managementの特徴 Resource Managementは、プロジェクトのリソース管理を効率化するためのツールで、特にチームメンバーやリソースの可視化、計画、調整に役立ちます。主な特徴は以下の通りです。 1. リソースの可視化 リソースの稼働状況をリアルタイムで把握できます。チームメンバーの作業負荷、進行中のプロジェクト、タスクの割り当てなどを一目で確認できます。 ガントチャートやカレンダーでリソースの利用状況を視覚的に表示でき、リソースの重複や不足を早期に発見できます。 2. リソース計画と予測 プロジェクトに必要なリソースを計画し、最適な配分を行えます。リソースの過剰割り当てや不足を避けるための予測機能が充実しており、リソースの最適化が可能です。 3. リアルタイムの更新とコラボレーション プロジェクトメンバーや管理者は、リアルタイムでリソースの状況を更新・共有できます。これにより、チーム全体の協力体制が強化されます。 コメントやアクション項目をタスクに直接追加でき、チーム内でのコミュニケーションが円滑になります。 4. リソースの追跡とレポート作成 リソースの進捗を追跡し、効果的なレポートを生成できます。タスクの進行状況やリソースの利用状況を分析することで、プロジェクトの効率性を向上させることができます。 5. リソースのスキルマッチング チームメンバーのスキルを管理し、プロジェクトに最適なリソースを割り当てることができます。これにより、スキルに合ったタスクを割り当てることができ、パフォーマンスの向上が期待できます。 6. 統合とAPI連携 Smartsheetは他のツールやアプリケーションと連携が可能で、既存のワークフローに組み込みやすくなっています。例えば、Google WorkspaceやMicrosoft Officeとの統合、Zapierなどの自動化ツールを使って他のシステムとデータを連携できます。 7. リソースのパフォーマンス分析 リソースの稼働状況やパフォーマンスをデータとして蓄積し、分析することで、今後のプロジェクトに活かせるインサイトを得ることができます。 8. リソースプールの管理 複数のプロジェクトや部門を跨いでリソースを管理することができ、リソースプールの最適化が行えます。これにより、リソースの過剰割り当てや不足を防ぎ、全体的なリソース利用の効率を向上させます。  これらの機能を通じて、SmartsheetのResource Managementはリソースの管理や最適化を効果的に支援し、プロジェクトの成功に貢献できます。 詳しくは下記をご欄ください。https://jp.smartsheet.com/platform/resource-management?utm_source=chatgpt.com Resource Managementの新機能 2024年12月にSmartsheet と Resource Management の間のプロジェクト フェーズを統合する新機能を導入し、2 つの製品間でより統一されたシームレスなエクスペリエンスを実現できるようになりました。ユーザーは、Smartsheet でフェーズ列を設定し、開始、計画、実行などのフェーズをResource Managementに直接同期できるようになりました。この統合により、フェーズレベルでの時間、予算、リソース使用率の詳細な分析が可能になり、効率が向上し、意思決定が向上します。 フェーズ列を設定するには、シートの右側のナビゲーションにある [Resource Management] アイコンをクリックします。新しいシートの場合は、オプションの列まで下にスクロールし、[フェーズ] で [新しい列を追加] をクリックします。すでにResource Managementに接続されている既存のシートの場合は、メニュー…

Adobe TargetのEnvironmentsの紹介

はじめに Adobe TargetのAdministrationメニューにはEnvironmentsという項目があります。あまり見慣れないものですので紹介したいと思います。 Environmentsとは 平たく言うとAdobe Targetを利用している(mboxコールを投げている)環境の定義・設定となります。 ウェブだとホスト毎に割り当てます。アプリだとホストはないため、Adobe Experience Platform Data Collectionのモバイルプロパティ設定やアプリの実装でEnvironment IDを指定します。 デフォルトのEnvironments デフォルトではDevelopment、Staging、Productionの3種類があります。 Production:編集不可 StagingまたはDevelopment:名称やアクティビティモードを編集することができます。  アクティビティモードは以下の2種類が選択可能です。 Active Activities:アクティブなアクティビティ設定のみを配信する Active and Inactive Activities:アクティブおよび非アクティブなアクティビティ設定を配信する  なお、上の3つ以外にもEnvironmentsを追加すること自体は可能です。 Environmentsの主な使い分け 主な使い分けとして以下の2点があります。  ① Adobe Target Recommendationsの環境  Adobe Target RecommendationsではDevelopment、Staging 、Productionでカタログを使い分けることができます。これにより、例えば本番環境用レコメンデーションデータに検証用環境のそれが混ざらないようにする、といった使い分けが可能となります。  ② アクティビティモードの使い分け  前出のアクティビティモードを「Active and Inactive Activities」とする検証環境を運用する、といった場合に用いられます。もっとも、その場合は意図しない非アクティブ状態のアクティビティも動作するため紛らわしいとみなされることが多く、最近はあまり利用されません。※例えば、意図しない非アクティブ状態のアクティビティが検証環境で動作し画面崩れが生じた、といった問題や事例があります。 各HostsのEnvironmentsを確認する こちらはAdministrationメニューのHostsを利用します。WebページにてAdobe Targetのmboxコールが送信された際に、未登録だと自動的にリストに登録されます。その際に割り振られるEnvironmentはEnvironments画面で「★ Defaunt」マークがあるものとなります。(通常はProduction) Hosts画面に登録された後は編集アイコンクリックで別Environmentに切り替えることができます。  参考HELP https://experienceleague.adobe.com/ja/docs/target/using/administer/environments https://experienceleague.adobe.com/ja/docs/target/using/administer/hosts Implement DigitalではAdobe Launchの導入、運用を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。

Adobe Targetで他のページに移動できなくなったページからブックマークで移動できるようにする

はじめに Adobe Targetのページにアクセスする際に、Chromeのアドレスバーで「target」と入力すると以前表示していたアクティビティのURLに移動するのですが、どういうわけか「このアクティビティの詳細を表示できません」となってしまいます。さらにページのメニューの箇所もグレーアウトしてアクティビティ一覧などに移動できません。そこで、ブックマークにjavascriptを登録してアクティビティ一覧へ移動する手順を紹介します。 現象について アドレスバーに「target」と入力すると以前表示していたアクティビティのURLに移動した際にこのような表示になります。 スクリプトについて Targetの各ページはURLのhashで管理されているので、location.hashの値を書き換えます。一応、location.hashに「/target/」が含まれているか確認しています。javasciptコンソールでは、location.hashに値を代入するだけで大丈夫なのですが、ブックマーク上ではページのリロードが必要になります。 if (location.hash.includes(‘/target/’)) { location.hash = location.hash.replace(/target(.*)$/, ‘target/activities/activityLibrary’); location.reload() } ブックマークへ登録 ブックマークへは改行・スペースを削除して以下を登録します。 javascript:if(location.hash.includes(‘/target/’)){location.hash=location.hash.replace(/target(.*)$/, ‘target/activities/activityLibrary’);location.reload()} 「ブックマーク」>「ブックマーク マネージャー」>(3点リーダー)「新しいブックマークを追加」 ブックマークの呼び出し 「このアクティビティの詳細を表示できません」ページから、登録したブックマークを呼び出します。アクティビティ一覧のページへ移動します。 おまけ 上記のブックマークは、「このアクティビティの詳細を表示できません」ページ以外からも利用できます。おまけとして、オーディエンスライブラリとプロファイルスクリプトへ移動できるブックマーク用スクリプトを紹介しておきます。・オーディエンスライブラリ javascript:if(location.hash.includes(‘/target/’)){location.hash=location.hash.replace(/target(.*)$/, ‘target/audiences/audienceLibrary’);location.reload()} ・プロファイルスクリプト javascript:if(location.hash.includes(‘/target/’)){location.hash=location.hash.replace(/target(.*)$/, ‘target/audiences/profilescripts’);location.reload()} Implement DigitalではAdobe Targetの導入、運用を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。

Adobe AnalyticsのReport BuilderがMac環境で利用できるようになりました

はじめに 新しいReport Builderがリリースされました。新しいReport Builderでは、API 2.0のサポート、UIの改良、のほかWindows、Mac、Webブラウザの Microsoft Excelでも利用できるよになりました。 新しいReport Builderの利点 データブロックの柔軟性の向上など、データブロックの作成と管理のワークフローが改善され、Excel でのインサイトをより迅速かつ簡単に見つけることができるようになりました。 これまでWindows環境のみで利用できましたが、Excel Onlineがサポートされるようになりました。 API 2.0のアップグレードにより、データブロックが返される待ち時間が短縮されました。 速度の向上 従来のReport Builderと併用 相互に排他的ですので、同じファイルで新旧両方のReport Builderを同時に使用しないでください。 従来のワークブックでは従来のReport Builderを、新しいワークブックでは新しいReport Builderを引き続き使用できます。 従来のReport Builderの変換ができますが、その前にファイルを複製してください。 従来のReport Builderの変換 従来のReport Builderツールを使用すると、 Report Builderを新しいバージョンに変換できます。詳細は、以下を参照してください。https://experienceleague.adobe.com/ja/docs/analytics/analyze/report-builder/convert-workbooks サポートされていないReport Builderの機能 以下の一部機能が使用できません。 リアルタイムリクエスト パス/フォールアウトレポート 予定レポートの FTP オプション まとめ これまでMac環境で利用ができず、仮想環境をこのために準備されていた方などには朗報ですね。Implement DigitalではAdobe Analyticsの分析を支援するサービスを提供しています。ご興味がありましたらお問い合わせください。